
参考までに、私が属している「顎咬合学会」で作られた、簡易問診表を掲載します。
これに当てはまる人は、顎関節症の可能性が高く、歯科医院での検査をお薦めします。
「噛み合わせの不調和」が原因です。
口を閉じたとき上下の歯がかみ合うのは大前提ですが、歯をすり合わせた時に問題があることが多いです。(人間は、物を食べる時、顎を前後左右に動かします。歯をすり合わせることで肉も野菜も食べることが出来るのです。)
普通に口を閉じた時は問題がなかったのに、歯をすり合わせた際、歯が引っ掛かる部分があると、引っかかりが原因で顎の関節の中にある軟骨(関節の中の座布団)がずれることがあります。
その結果、上記の症状が生じることがあります。
今までの症状や経過をお聞きします。
お口の中の状態・お体の状態を記録します
当院では、パノラマ写真のほかに、お顔の正面と側面のレントゲン写真も取り、頭の骨格全体の3次元的分析をします。
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顎の動きをコンピューターで分析します。コンピューターを使うと0.01mm単位であご関節の3次元の動きが調べられますし、その動きも動画で再現することができます。
以上のデータを統合し顎関節の状態を把握し、問題の原因を調べます。
治療法には3通りあり,それらを組み合わせることもあります。
・噛み合せの調整(すり合わせた時に引っかかりのあるところを調整)
・スプリント療法(マウスピースをはめて顎の負担を軽減します)
・被せ物の治療(噛み合わせの調整だけでは対応しきれない場合、被せ直しの必要があり
ます)
・矯正(全体的な噛み合わせのバランスが悪い時には、お勧めします)
顎関節症は「歯並びや噛み合せの悪さ」・「生活習慣」・「ストレス」・「姿勢の悪さ」など様々な要因により、顎を中心として関節や筋肉などが不調和を起こして生じます。
(これらいくつかの要因が合わさっているケースがとても多いです)
顎関節症を治すには、まず思い当たる部分から解決していく必要があります。
「こめかみの痛み」に苦しまれている方は意外と多く、大半の方は内科、耳鼻科、口腔外科のお医者様か、鍼灸・整体を受診されているようです。
そのような方に、歯科医院における「噛み合わせ診断」も1つの選択肢であることをお伝えいたします。
私は、日本顎咬合学会の認定医を取得していますので、安心して、そしてお気軽にご相談ください。
■診断
FBT:15,000円
CADIAX:35,000円(任意の診断です)
説明:3,500円
■治療
マウスピース:30,000円
マウスピースでも改善が見られない場合は次の治療へ移行します。
咬合調整、かぶせ物、オーバーレイ